君が行くなら間違いない

いつか再び同じ道へと続く

10歳の私に伝えたいことがある

 

修二と彰だったら修二派かな〜〜」って小学校の教室で話していた、2005年秋のあなたへ。

 

あなたは今年の冬にその修二のファンになるよ。正確には亀梨和也のファンなんだけど。

ある日突然あなたの気持ちは「修二派」なんて言葉に収まりきらなくなって、この人のファンになろう!って決断をするんだ。

もっと幼かった頃、お姉ちゃんの真似をして他のジャニーズのアイドルのことが好きだったときとは違う感情。

 

その後、他に気になるアイドルができたりもするんだけど、結局1番好きなのはこの人だなぁ〜って思って12年経った今でもファンなんだ。

 

でも、残念だけど、あなたにとって初めての「自担」はかなーーり長い間、テレビの中の人。あなたはコンサートにも舞台にも行けない。

 

WSの映像やDVDでしか見れないコンサートや舞台に憧れて、一生この人は違う世界に住む世界の人間なんだって思ってしまうし、その場に行った人の書いたブログを見て、行けない自分が悔しくて嫌になる日も来る。

 

そのときはお母さんのこと恨むかもしれないけど、もっと大きくなればお母さんの気持ちも少しずつ分かるようになるからね。今はテレビの中の大好きな人のこといっぱいいっぱい応援してほしい。

 

やっとお母さんから許可が下りて、お小遣いをやりくりして行った初めてのコンサート、悲しいはじまりだったけれど本当に楽しくて、豆粒みたいな大きさの大好きな人を見てすごく幸せな気持ちになるんだ。

テレビの中でしか会えないと思っていた人と初めて同じ空間で過ごした感動を、私はきっとおばあちゃんになっても忘れられないと思う。

(ちなみにそのコンサートに一緒に行った人は、あのとき「修二と彰どっち派?」って話題で盛り上がったクラスメイトの中にいるよ。)

 

それからまた何年か経って、大好きな人は初めてのソロコンサートを行うんだ。そのコンサートは彼が事務所に入ってからのキャリアを全部詰め込んだみたいな、総集編みたいな、素晴らしいコンサート。

 

彼はそのコンサートで、私がずっと憧れていた、テレビの中でしか見れなかった曲を何曲もやってくれるんだ。

 

そのときにね、彼のことをずっと好きでいてよかったなーー!!!って思うの。

 

だってね、小学生と中学生と高校生の私が叶えられなかった夢を「修二」だった人が叶えてくれるんだよ。すごいでしょ?

 

もちろん今回のコンサートと私が行けなかったコンサートや舞台はまったくの別物だし、当時の彼のパフォーマンスを見たかったな、って気持ちがなくなることはない。でもね、本当に私は「夢が叶った」って思ったんだ。

 

あのとき私がテレビを通してしか見れなかった世界を、彼は少しだけ見せてくれた。私がずっと憧れていた世界。

 

最初から最後まで息つく間もなくずっと楽しくて夢の中みたいで、あまりにも幸せだから終わるのが悲しくて泣いて、公演が終わってから幸せを噛み締めて泣いて。

 

「ついてきて」って言われるから、一生ついていきたいなって思うの。

 

そんなに好きになるなんて信じられないでしょ?

 

あなたはまだドラマの中の修二しか知らないけど、彼は本当にすごい人だよ。

 

とってもかっこよくて、とびきりかわいくて、誰よりもセクシーで、ものすごく真面目で礼儀正しくて、だけどちょっぴりお茶目で、少し天然で、たぶんファンに隠してたくさん努力して耐えて背負ってる人なんだ。

 

あなたが気になっている「修二」を演じているアイドルは、宇宙で1番のアイドルだよ。12年後の私が保証する。

 

そして私は12年経って、今が1番ってくらい彼のことが大好きなんだ。

 

彼は私の夢を叶えてくれたし、私が悲しかったときや辛かったときに助けてくれた人。

好きになってよかった、応援していてよかったって心から思える自慢のアイドルだよ。

彼のファンで私は今、本当に幸せなんだ。

 

だから、10歳の私へ。

 

とんでもないアイドルのことを好きになってくれてありがとう。

 

 

 

KAT-TUN KAZUYA KAMENASHI CONCERT TOUR 2017 The 一 〜Follow me〜

出演者・スタッフのみなさんが最終公演まで怪我なく健康に、走り抜けられますように!